EveryDaySunday’s blog

カナダ移住者の退職後の呑気な生活

Day 02 Lilooetの町を散策

Lilooetの町はこんな感じでキャンプ場は左下の99辺り。

 

この町で驚きの発見あり。町の様子を知るには案内所に行くのが手っ取り早いので行ってみると何だかいつも見ている案内所でなく普通の家の様だった。

Miyazaki Heritage Houseと言う名前で案内所も兼ねている。Dr. Miyazakiという日系の医師が長年にわたって地域医療を担ってきたらしい。ところが大東亜戦争が始まった時点で、彼ら日系人は財産没収され強制収容所送りとなり大変な生活を強いられていた時代がある。この時代にLilooetの町医者が退職してしまい、町の人たちが困り連邦政府に頼み込んで、Dr. Miyazakiを収容所から開放してもらい、戦後もそのまま開業を続けてもらったそうだ。彼の診療所兼住宅が町に寄付されMiyazaki Heritage Houseとして運営されている。

そうだキャンプ場で蚊などの虫が飛んでいない理由をMiyazaki Heritage Houseの係員の女の子に聞くと意外な理由だった。と言うよりはなるほどである。理由とはキャンプ場周辺に蝙蝠がたくさん住んでいて、夜中害虫を食べてくれているそうだ。ありがとう蝙蝠!

今日の移動は100 Mile House,150 Mile House, Williams Lake そしてQuesnelの北5分にある10 Mile Lakeのキャンプ場だ。説明をしておかなけらばいけないのは、Mile Houseと言う言葉で、19世紀にあったゴールドラッシュ時に上記のLilooetの町をゼロ起点として幌馬車の休憩(宿泊)地点の名前の名残らしい。欲に塗れた人達が世界中からバンクーバーに集まり、船に乗り河を上ってLilooetの町で幌馬車に乗り換え北を目指したらしい。写真はFraser 河とLilooetの町。

Quesnelの町を通り過ぎて着いたのは10 Mile Lake. 綺麗な夕焼けで、人はCanadian Sunsetと呼ぶ。

朝になると朝焼けっぽかった。

ここのキャンプ場は以前書いた通りの完全完備だったけど、食器洗い用の流しは使えなかった。故障かもだ。