EveryDaySunday’s blog

カナダ移住者の退職後の呑気な生活

Day 15 今回で3州目に突入する

泊まっていたDawson Creekの位置はほとんどAlberta州境だ。数十分で州を超えてしまう。州を超えるだけでガソリン税率が違いいきなり40円位安くなる。そのため燃料補給は考えて州越をした。

そうだDawson Creekと言えばこの地点を忘れてはいけないな。看板の中央に見えるのはAlaska Highway起点のMail Zero地点で、以前からRoundabout(ロータリー)になっている。ここから2,200㎞の道のりがAlaska Highwayらしい。

Google Maps によると、自分達が走ったのはこんな感じになっている。およそ1,400㎞だ。

Dawson CreekのMile Zero地点から南下してJasper National Parkまで行く予定だ。途中で給油や買い物をして行った。景色はガラッと変わって地平線をまっしぐらだ。

行程の半分くらい走っていくとだんだんと山間に入っていく。素晴らしい景色だ。Hintonの町で給油をして、観光地の高いガソリンは遠慮した。

何とかジャスパーのキャンプ場にたどり着くが、様子が違ういつも来ていた時にあったゲートとかが無くなって、この様な事務所になっていた。それにとんでもなく広い駐車場には驚いた。以前は2人が入れるくらいのゲートだったのに...

キャンプ場からWhistler Mountainを望む。ここにはSkytram(ケーブルカー)で登って頂上までハイキングできる。

位置を変えて山の写真を撮ると驚きの現実が...

山の中腹から下の方が茶色になっている。明らかにマツクイムシの被害がこの様にしている。BC州からついにロッキー山脈を越えてやってきたようだ、残念なことだ。

 

 

 

 

Day 14 Fort NelsonからFort St Johnを経てDawso Creek到着

この日の日程の地図だとこんな感じだ。ほとんどの道のりは時速100㎞以上なのと直線高低差僅かのため非常に走りやすい。地図左の白い部分は北ロッキー山脈で右は平原地帯だ。

こんな感じの右手に山が見える道路が続く。

4カ所くらいの途中の集落を経てFort St johnに到着。町の近くにダム(問題多々)を建設中を望める場所に行ってみる。

河をトンネルで迂回(流れは左方向)させてダムが少しずつできているみたいだ。

写真中央にはキャンプ(労働者住居)が見える。最初は2,500人収容から今は5000人収容規模までできていると思う。退職前の去年行っただけなので定かではない。

このダムができると水没する地域の道路や橋などの建設もしっかりと並行して行われている。水没地域だがダム建設開始30年前にはこの組織(半官半民)が確保している。

 

隣町のTaylorにあるガス・プラントだ。仕事でこの2本の煙突に登ったことがある。「この煙突に登れなくなったら、退職だ」なんて言っていたが去年まで登れていた。

このRV Parkに泊まる。洗濯場もシャワー室もとても綺麗で、係員も親切だった。

夕焼けもめちゃ綺麗だった。

Canadian Sunsetとまではいかないのは、空気がきれいすぎだったからかな?

 

 

 

 

Day 13 名残惜しい温泉キャンプ場を後に南下す

この日はFort Nelsonのモーテルに泊まる予定だ。そこにはCoin Laundry(日本語でもコイン・ランドリーか)があるのを確認している。

途中で景色の良いところで休憩する

スマホの望遠機能はイマイチの解像度だね。これはCaribou(Raindeerとかトナカイと呼ばれる)で角が赤くなっているのは繁殖期になっているので、戦いのために刀を鞘から抜くように普通角を覆っている物を剝ぎ取ってこんな色になっている。この感じだと近づくと角で突かれるので非常に危険だ。

中央の羊はBig Horn Sheep達だ。この子達も繁殖期になっているので気を付けたいですね。大きなノーチラス貝の様な角で頭突きされたら相当痛いだろう。先の尖っているところが当たればひとたまりもないな。

Fort Nelsonで買い物を済ませ洗濯をと思っていたら、貸し切りになっていたので使えなく洗濯は次回となった。

Day 12の補足・BCに入ってすぐ出迎えが現れた

出迎えの一行はこの子達だ。

彼らはBisonでバッファローは間違った表記だ。高速に出てくるという事は、全くの野生のBisonだ。たぶんだが下の写真は見た感じ左はTatanka(雄)で右は雌だろう。

雄雌の違いは頭から肩にかけての黒い毛では思う。

調べてみると今子達は純血種でなくて、牛などのDNAが混ざった混血種らしい。これだけの数を見るのはYellowstone National Park以来だ。

 

キャンプ場の目玉はやはり名前の通りのこの自然温泉だろう。キャンプ場がいっぱいなのは頷ける。キャンプ宿泊者は無料だが、おひとり様$5で温泉の仕様が可能だ。奥にあるのは着替室で、左の方にはトイレがあるのみだ。シャワー室なんか無い。なるべく自然に任せる構えらしい。

たぶんだが、ここの温泉の源泉は、下からなのか気を付けていないと突然熱い湯に取り囲まれて、悲鳴を上げてしまう。両手を駆使してあちらこちらと自分の周りを混ぜておいた方が良いと思った。

この場所は2段になっていて写真が源泉で、もう一段は少しぬるめになった物が流れ落ちる仕組みになっていた。下にはたくさんの子供たちがワイワイと騒いでいたので、年寄りたちは暖かめの上の段を使っていた。

写真の右奥にはもう一つの温泉があるが、しばらく閉鎖されている。理由は熊が絶えず出没しているらしい。温泉に浸かりに来ているのかもしれない。猿や鹿が温泉に浸かるので熊が来ても不思議じゃない。

 

注意事項:

これはキャンプ場の入り口だけど普通のキャンプ場と仕組みが違う。

ここのゲートの入り口の出入りの方法を把握していないと酷い目に合うから気を付けたい。人の出入りは右の人用出入口を使う。車はフェンスの間を通過する。それ以外だと5000ボルトの電撃を食らう事になる。人がゲートを開ける時には黄色いプラスティックの部分を持って開け、静かに閉じる事。車道も電気が通っているがタイヤなので問題なしだが、人が歩こうとすると電気の通っている鉄の部分を踏んで感電する。

とんでもない装置がこのキャンプ場には張り巡らされているのは、動物が侵入してキャンプ客に危害を加えないためだ。もし危害を加える動物がいたら、残念ながらそれらは処分されてしまう。上の温泉への游(湯?)歩道はキャンプ場外になるので動物との遭遇に気を付けたい。

 

 

Day 12 Whitehorseを出てBC州に帰る

Whitehorseを出てアラスカハイウエイをBC州まで走る。この日はどのあたりに泊まるかは決めていないが、半日走ったところで泊まろうと思って出発した。忘れないうちにRV Parkのサイトで一寸法師用のサイトを発見した、笑。以前子供たちが作ったと思う、可愛いな~。

このブログサイトでは縦長の写真が晴れないのは自分だけだろうか?兎に角トイレ使用要項が書いてあった。マニュアルあるトイレは初めて使った、笑。

途中にこの様な立派な橋もあった。

今まで書いてきたYukon河の水はYukon準州の広大な地域から流れ込んでいる様だ。下の看板・地図のほんのり赤くなっている部分が地域で、私の目測で縦600㎞横500㎞と言う広さだ。 

この日に泊まる場所はLiard River Hotspring州立公園キャンプ場にした。

ところが写真にある様にFull(満杯)だった、が道路向かいに駐車場キャンプ場が臨時に使えた。ひとまずここに泊まれることになる。

 

 

 

Day 11これから南下の始まり

この日はWhitehorseまで南下する。同じ道路を逆走すると見えてくるものも違うので期待ていた。所々面白いところに停まってみよう。

そうだ2泊していたキャンプ場で飲み水について注意書きがあった。井戸から出てくる水は飲み水として使える。問題は手押しポンプから出てこなかった。手持ちの水を使って料理などをする。注意書きにあったように、川の水を汲んできてしばらく置き上澄みを沸騰させて使うと良いらしい。そこでバケツ3杯分を溜めてみた。この写真は2日目の夜で、次の朝、車に付着していた虫達の除去に使った。いくら沸騰しても飲みたくないな。不味い水を飲みたくなかったので10Lタンクを2本満タンにしておいて良かったと思う。所々で美味しい水があれば継ぎ足して来たので、2日間十分に使えた。キャンパーの知恵かな?

濡れていた薪全部燃やし終えた、笑。残ったのは最後に投下した火かき棒。

キャンプ場からYukon河を望む。

最後のフェリー乗り場からDawson Cityを望む。見ている水はいつ頃北極海に届くのかな?

雨上がりのDawson Cityだが、虹の下に”Pot of Gold(金の壷)”が埋めてあると言われるがこの町の昔のことを言っているだろうか?

途中で見かけた景色の良い丘より北方向を望む

この河の狭まっている場所が昔の船の航行の難所らしい。

下に見える集落から道路を東(写真左)に数百キロ行くと別の金鉱があったらしい。

この州の人口が意外に少ないことに驚いた。およそ4万人らしい。その内の3万人がWhitehorseに住んでいるとのことだ。という事は途中の集落には1000人前後の人口しかいないのだろう。

Whitehorseで買い物をし、今回は洗濯をしたいのでRecreational Vehicle(RVと呼ぶ)パークの洗濯場のある所車で(町から10分南下)を選択した。さすが町の近くなのでおいしい水も補給した。

 

Day 10はDawson City2泊目

Dawson City の散策ほ始める。まずはフェリーで町まで渡るといってもこのフェリー乗り場には桟橋や無い。多分あったとしても河の急流で流されるようでただ土砂を築いただけの桟橋(?)だ。

町からフェリーが走っているのが見えるが、上流に向かって斜め運航して着岸もとんでもない方向から無理やりと言う感じが普通みたいだ。

町中の道路はハイウエイが繋がる部分だけに舗装がされていて、その1本の道路以外は砂利と言うより泥道だ。なんだか西部劇の様だ。歩道の代わりにボードウォーク(板張り歩道)が所々に使われている。

とここまでは連邦政府の金が入って、ここまできれいに整備されている様だ。そして以前から見たかった歴史を刻んだ町の景色はこちら。

これらの建物はそのままで、説明の看板だけがやたらと新しい。

ここは競売所で、夢破れた金鉱堀たちが持ち物を売って故郷に帰る資金を捻出できた場所だろう。

さすがキリスト教国でしっかりとした教会跡

金鉱堀りに相応しそうな小屋?(勝手に思っている)

ここは町の施設があり、右側の白いシートで覆われている建物が博物館(歴史館)でしっかりとDawson City の歴史を勉強してきた。

驚いたのは、昔、ここはカナダだけど住んでいたのはほとんどアメリカ人で、カナダの7月1日(自治領制定の日)と7月4日のアメリカ合衆国独立記念日を一緒に祝っていたらしい。

余談だがイギリスの故エリザベス女王が亡くなった日は、カナダでも国旗を反旗にしていた。簡単な理由で、故エリザベス女王がカナダの地を踏むと同時にカナダ国女王になられていたからだ。もう一つ、以前カナダの憲法はイギリスにあった「英領北アメリカ法 」( BNA法 )と それを返上し、現在使われている1982年憲法がある。

この採掘機械は金を含んだ砂を取り込み金を選別して後ろに出す装置だ。

このカップの状の物がたくさん上の採掘機械に付いていてガリガリと土砂を機械内に取り込んで、重たい金をがれきを選別するらしい。昨日のGoogle Mapsで見られる芋虫状の瓦礫の山が後ろにできる。瓦礫の山をオーム(風の谷のナウシカに出てくる)と呼んでいる。 

この地は緯度64度で、北極圏(66.3度)では無いが、道(瓦礫道)が自分の車には厳しいので行かなかった。次の日からは南下(49度)を始める。